※続きです。8月上旬の合宿の日記です。
8月1日
合宿!!!
11時に新松戸のレンタカーで車を借りる予定が、予約した先輩が1時間以上遅刻…。予約した人以外借りれないので他の先輩と近くのイオンで待機することに。行くまでにゲリラ豪雨にあたって、びしょ濡れになってしまった。
車で3時間半かけ、拠点に到着。約2ヶ月ぶり。
猪肉で生姜焼きを作った。味が濃過ぎた…。2年生の男性の先輩2人と私の3人で一夜を過ごした。
8月2日
サークルの創始者のツテでこの拠点をほぼタダで借りているのだが、その代わりに3ヶ月に1回ほど隣の元畑だったところを草刈りしなくてはいけない。いつもお隣さんのハンマー(↓)を借りているのだが、お隣さんが3日ほど外出しているようで借りれず…。
ガソリンで動く草刈機を使ってハンマーが使えない斜面を草刈りすることになった。
草刈機は私にとって重く、鋭い刃が回転して危ないので、私は死神が持っているような鎌を使って先輩方の刈り残しを刈っていた。
お昼に台湾の留学生の先輩がトマトと卵の炒め物を作ってくれた。地元の家庭料理らしい。食費は会費から出る(!)から、贅沢にプチトマトじゃないトマト🍅と今では高級品になりつつある卵を使った。おいしい。私も家で作ってみようかな。
夕方ごろ1人先輩が増えて、4人になった。
夕食は酢豚(猪)とキョンの冬瓜スープ。片栗粉を切らしていて、代わりに薄力粉使ったら意外とイケた。
8月3日
先輩と私の寝起きが良すぎて(他の先輩が寝起き悪すぎる…?)早く起きてしまったので、拠点の向かいの山まで散歩しに行った。7時なのにもう暑い。先輩がヒルに噛まれてた。気づかないもんだね。
草刈りをして、先輩と学園祭で展示予定の骨を洗ったり、数を数えてリストを作った。
五月祭ではなかった黄色いカビが生えてる。骨の脱脂をしていないと骨から脂が出てきて、それを栄養にカビが生えたり、変色してしまったりする。博物館にある骨格標本はみんな脱脂している。この骨たちは出自不明だがおそらく残渣を捨てるところから拾ってきたものだろう。ハイターを薄めたものにつけて洗う。骨の清掃で1日が終わる。
驚いたのは、先輩(卵とトマトの炒め物作ってくれた人)がカビをサンプリングしてから持ってきた薬品(ハイター、アセトン、オキシドールなど…)のうちどれが効くか実験したこと。理系すぎて感動した。私だったらカビはハイターだろ!とテキトーに薬剤ぶっ込んでいただろう。
昼食は猪の野菜炒めとハッセルバックポテト。会費だからって贅沢にバター使っていてウケた。夏バテで全然食べれないのが悲しい。私はお茶注いだり、完全サポート役…。サポートしかできないくせに米7合炊くの失敗して、生米とお粥が混ざったようなゴミを生み出してしまった。数も数えられない……。
夕方女性の先輩(サークルの代表)が人来て、紅二点!!!ようやくハンマー(全然3日じゃないじゃん)が使えるようになった。
夕飯は私の生み出したゴミで作った五平餅もどきと鹿のビール煮。
8月4日
ようやく罠をかけに行った。ヒルに噛まれかけた。
骨と一緒に展示予定の鹿の毛皮を水で洗って抜け毛を落とし、折り目を直した。力も体力も料理スキルもなくて、なんでも先輩方にやってもらって、自分の不甲斐なさに嫌気がさす。申し訳ないから、ずっと掃除片付け皿洗いなど力がなくてもできる仕事をしている。
夕飯は猪肉のお好み焼きと茄子の炒め浸し。フライ返しがないのと、フライパンのテフロンが剥がれてほぼないのも相まって、肉がフライパンに張り付いてお好み焼きにくっつかない。
私みたいな超絶不器用人は道具が良くないと、クオリティが一般人レベルにならないのを思い出した(だから私が持っているカッターや製図用具、筆は高いものが多い)。お好み焼きは他の方々にやってもらって、私は茄子のほうを作った。代表がお好み焼きを作ってくれた。感謝……。後半謎の広島大阪お好み焼き論争が繰り広げられていた。
8月5日
罠の見回りと設置。
午後からようやく同級生が来た。今まで一年私だけで肩身が狭かった……。
1年男子の漲るパワーで草刈りがようやく終わった!嬉しい。
猪の背骨にたこ糸を通す作業を始めた。椎骨はやっぱりすごい。ただはめただけでこんなに傾けても崩れない。
昔から針と糸の作業が嫌いだった。なぜなら不器用すぎて今どうなっているのか訳がわからなくなるから。案の定これもそうで、先輩がやったら数時間で終わりそうなのに、半日かかった。申し訳なさで死にそう。でも綺麗にできた。
夜は牡蠣パーティー。なんかの企画にサークルが協力したらしく、それのお礼だそう。
焼き牡蠣と生牡蠣両方あったが、食中毒が怖くて焼き牡蠣のみ食べた。午前中雨に降られて薪になかなか火がつかなかった。
なぜか恋愛話になった。最近フラれた話が多かった。代表は恋愛系全部シークレットらしく、気になった。このサークルの男性、男子校出身者多すぎない?(筑駒、駒東、麻布、東海…)
私はそれから同級生が持ってきた泡盛をお猪口1/4 で酔って、酔い覚しに夜の山道散歩してたら行方不明扱いになっていた。先輩方や代表に心配かけてしまった。集団行動が続いて疲れたから少し1人になりたかったんだよね…。(それからはお酒の席を少し離れるとどこ行くか聞かれるようになった)
8月6日
罠の見回りと設置。春に設置したトレイルカメラを回収した。
そして近くの竹を切って物干し竿にした。
1時ごろ、サークルの創始者で大学卒業後猟師やっている方から、猪が獲れたと連絡が来た。散弾(スラッグ弾かも)を使った止め刺しだったらしく、目は飛び出て、骨は粉々で頭は全体的にぐちゃぐちゃ。頭骨標本にしたかったんだけどな…。(銃での止め刺しは基本的に頭や喉を狙う。腹だと内臓が破裂して大部分の肉が食べれなくなるため)
夏場の解体は時間との戦い。幸い小型のメスで楽だった。
(グロいの嫌いな人いるだろうし、解体時のことは割愛)
ナイフを買おうと強く思った。解体中にふくらはぎをヒルに噛まれた。猪はキララちゃん(タカサゴキララマダニ)がたくさんついてたから、まぁ、それよりはマシ。
ヒルに噛まれると1時間くらい血が止まらない。拭うのも面倒だから、キッチンペーパーを傷口にガムテープでふくらはぎをぐるぐるにしたら、剥がす時大変だった。あざができた。
夕飯は猪のスペアリブ。硬かった。
8月7日
朝から残渣埋めと罠の見回りの2班に分かれて作業。私は残渣。
思ったよりハエがたかってなかった。残渣埋めるところがヒル地獄で大変。上からも下からもヒル・ヒル・ヒル!先輩2名と同級生1名犠牲。
お世話になった先輩が帰宅するそうで、見送りに行った。運転は運転の荒いことで有名な先輩、助手席に料理の上手い同級生、後部座席に私と帰る先輩…という配置で、みんな理一。信号無視の言い訳が相対性理論に基づく光のドップラー効果?青方偏移?とか物理すぎて訳わかんなくて、ぽかんとしてたら教えてくれた。光の60?%かの速度で走ると、ドップラー効果みたいな感じで?赤色が青色になるらしい???今まで生きてきて無縁の世界すぎてさっぱりだった。
夜は昨日猪くれたサークルの会長が熊と猿とカラスと雉とキョンのお肉を持ってきてくれて、ジビエを楽しんだ。
猿、美味しかったけど、人間もこんな味するのかなぁ。
8月8日
拠点の近くで開催される花火大会が延期になってしまったので、帰る。
元々花火大会のある9日に帰る予定だった。それに正直、睡眠の質が良くなくて、疲れが溜まっている。
8月9日からしばらくは合宿で疲れすぎて、ベッド生活だったため、書く内容がありません…。